Chapter3 建設業の利益計画策定 建設業の利益の仕組み

建設業の利益の種類

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■利益の種類

一般的な会計上の利益には売上総利益、営業利益、経常利益、税引前当期純利益、当期純利益の5つがあります。

建設業は、これに変動粗利益という利益を考えるのが経営上プラスになります。

決算書の損益計算書の最上部に完成工事高(売上高)、完成工事原価(売上原価)があります。これらは、建設業特有の名称です。さらにこの2つの項目の差額として、売上総利益があります。

建設業の場合、売上原価の中身が2種類あります。
材料費に代表される売上に比例していく原価を「比例原価」といい、車両の減価償却費など工事の増減の関係なく一定のものを「固定原価」といいます。

このように建設業には原価が2種類あるため、次のようなややこしいことになりがちです。

①工事がない場合も発生する費用は固定費とすべきですが、建設業固有の決算書式によって完成工事原価に含まれてしまう。
②人件費の中で職人さんや作業員さんの人件費は製造原価になるが、現場監督さんの人件費は販売管理費に入っている場合もある。

■建設会社の注目すべき利益

建設会社の注目すべき利益は、変動粗利益(工事ごとの粗利益)です。これは一般的な決算書ではわからない部分です。常に発生する固定原価がありますが、この固定原価を増加させることなく、売上を大きくし、粗利益率を高めることは、建設会社の利益アップのポイントです。そのための計画立案のベースとして変動粗利益(工事ごとの粗利益)に注目すべきなのです。

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