■建設業の原価管理のポイント
建設業の原価管理のポイントを以下に示します。
①期首には当該年度の予算を策定しておく。
②緻密な予算とする。
③受注において社長・幹部の決算を仰ぐ。
④外部の建設協力会社とは、事前打ち合わせを行い、契約する。
⑤建設業種、建設業者など分野をわけて管理する。
⑥予算を注視しつつ、支出管理をする
⑦発生原価とその対象の工事の内容を比較しつつ、建設工事完成と最終原価の確定を行う。
上記は、原価を押さえていくための基本的な業務の流れと言えます。
■予実算管理のクオリティは人で変る
予実算管理がうまくできるか否かは、担当者によって変ります。
しっかりと管理できる人が担当者であれば、当然、建設会社の利益確保に結びつきます。
しかし、管理できない人が担当者であれば、支出の増大、利益のロスなど不都合が生じます。
もし、管理できない人が担当者という場合には、担当者を変更するか、現担当者に利益確保を意識してもらうような指導・教育が必須となります。