■専門家に相談する
建設業許可を取りたいと考えたものの、許可に関する知識がない場合は、書籍等で学ぶのもいいですが、専門家に相談するというのも有効な手段です。
相談のポイントはつぎのようなものになるかと・・・
①そもそもうちは建設業許可がとれるのか
まずは、根本的なことですが、「そもそもうちは建設業許可がとれるのか」ということがあります。
なぜか、「うちは許可がとれるに決まっている。」と思い込んでいる方もときどきいらっしゃいますが。
この疑問については、通常専門家は、「建設業許可の取得のための要件」について説明すると思います。
建設業許可の5要件
❶経営業務管理責任者がいること
❷専任技術者が営業所ごとにいること
❸誠実性があること
❹財産的基礎又は金銭的信用を有していること
❺欠格要件に該当しない
これらをクリアして、証明書類がそろうなら許可取得にかなり近づきます。
②建設業許可の取得にはどの程度費用がかかるのか
費用がどのくらいなのかということは、重要な確認事項ですね。
法定費用がどの程度か。そして専門家に依頼した場合の報酬はいくらか。
結論として、トータルでいくらなのかを把握する必要があります。
③許可取得までどれくらいの期間が必要なのか
許可取得を目指す以上は、少しでも早く取りたいというのが普通の感覚です。どのくらいの期間が必要なのかが気になります。しかし、審査するのが行政ですから「標準的処理期間」というものがあり、
知事許可の場合で、申請後2ヶ月程度はかかります。早く許可をとりたければ、早くとりかかって申請するということにつきます。
④許可をとったあと何かするのか
許可をとったあとにもやることはあります。
変更事項があれば変更届を出す必要があります。
毎年決算をすれば、決算変更届もださなければなりません。
5年に一度の更新もあります。
上記のようなポイントを相談して、その結果をよく把握して建設業許可を取得しましょう。