■経営業務の管理責任者の経営経験
経営経験とは何・・・となれば、一般的には社長をつとめたことを指しますが、建設業許可の「経営業務の管理責任者の経営経験」は、それとは異なります。
経営経験の定義をもう少し拡げなければ、建設業許可の制度活用を阻害することにもなりかねません。
そこで、社長以外にも範囲をひろげたのでは・・・と考えています。
具体的には、次のような経験となります。
○法人の役員の経験
○個人事業主の経験
○個人事業主のもとでの「登記された支配人」の経験
○「令三条の使用人(支店長、営業所長)」の経験
上記において、建設業許可を取得したい業種の経験は5年以上、取得したい業種以外の経験なら6年以上が必要です。
■昨今の経営業務の管理責任者についての考え方
最初は要件のハードルの高かった経営業務の管理責任者ですが、徐々に緩和されてきています。
そして、決定的ともいえるのが、一般的には、「入契法」と言われている法律が改正されたことです。公布日は、令和元年6月12日です。
これによって、実質的には経営業務の管理責任者が廃止されたとっも言われています。