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建設業許可 専任技術者・主任技術者・監理技術者の違い

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■専任技術者、主任技術者、監理技術者とは

建設業許可の作成書類のひとつに、「工事経歴書」があります。
その書類の記入欄には、主任技術者と監理技術者のチェック欄があります。
また、建設業許可取得の要件に、「専任技術者を置くこと」があります。

この3つは、やや紛らわしい感じがしますね。
それぞれどのような役割なのかを整理してみます。

■専任技術者とは

建設業許可で取得した業種について、営業所ごとに配置されます。
専任技術者の仕事は、営業所で受注した許可業種の工事に関して、請負契約の適正な締結、履行の確保が求められ、見積の作成や契約の締結、注文者との技術的な調整を行います。これらの仕事を「営業所内」で遂行すると想定されています。

そもそも専任とは、その営業所に常勤して、その職務を遂行することですから、その営業所に勤務可能でなければなりません。
つまり、住所と営業所の所在地が通勤不可能な距離であれば、専任できる状態とはいえません。この距離感については、ローカルルールもありますので、注意が必要です。

また、宅地建物取引士のように、法令で専任することを規定されている者が
専任技術者を兼ねることは、原則的には不可です。

■主任技術者とは

主任技術者とは、工事の施工に携わる者の技術上の指導監督を職務とする現場のリーダーです。現場監督という言葉もあてはまると思います。
専任技術者が「営業所内での仕事」を遂行するのに対し、主任技術者は「現場での仕事」を遂行するのが基本的な差異です。

■監理技術者とは

監理技術者の仕事は、基本的には主任技術者と同じで工事の施工に携わる者の技術上の指導監督を職務とする現場のリーダーです。やはり、現場監督と言えるでしょう。
ただし、主任技術者とちがって下請業者を適切に指導監督するという総合的な企画、指導等の役割があります。
建設業許可を取得した建設業者はすべての工事現場に主任技術者を配置しますが、規模の大きな元請工事には監理技術者を配置する必要があります。

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