■建設業許可を個人で取得する一例
建設業許可の申請者は、法人か個人です。
個人で申請する一例をあげてみます。
○個人事業主一人で営業している
①個人事業主である本人のみで仕事をしている。
②個人事業主に6年以上の「個人事業主としての経営経験」がある。
③個人事業主が「2級建築士」の資格を保有している
④県知事許可、一般許可で屋根工事と内装仕上工事の2つの許可を取得したい。
⑤営業所は、本店のみ
このケースで、「経営業務の管理責任者」、「専任技術者」について考えてみます。
○経営業務の管理責任者
個人事業主ひとりしかいないので、個人事業主が経営業務の管理責任者になるしかないです。
今回は、6年以上の「個人事業主としての経営経験」があるのでクリアできそうです。
証明書類として、個人事業主6年以上に期間「確定申告書」、及び同じ期間中の
各年の「契約書・注文書・請求書の控え」を用意する必要があります。
さらに、常勤証明として「健康保険被保険証」の写しを準備します。
○専任技術者
これも個人事業主ひとりしかいないので、個人事業主が専任技術者になります。
今回は、「2級建築士」の資格を保有しているので、屋根工事と内装仕上工事の両方に対応する資格です。資格があるので、この点は準備が容易です。
証明書類は、「2級建築士の免許証」を準備します。
さらに、常勤証明として経営業務の管理責任者の「健康保険被保険証」の写しを流用します。
上記が、建設業許可の申請手続きとしての最優先事項です。
これらを押さえた上で、丁寧に準備書類、作成書類を用意します。